日本人は宗教に無節操であることに異論の余地はない。
正月や七五三には神社にお参り、結婚式の誓いは牧師に宣誓し、クリスマスにはお祭り騒ぎをし、葬式と法事は僧侶にお経をあげてもらう。
これすべて同一人物。これはなにも、隣国の韓国との違いであるばかりでなく、広く世界との違いである。
日本には仏教、神道、キリスト教などあるが、どの宗教を信じようと日本人の行動様式は一様であると、山本七平氏は指摘した。 この意味で日本には宗教がない。韓国は他の世界の多くの国同様、宗教国家である。韓国には仏教、キリスト教、儒教と、それぞれに熱心な信者がいる。
親族構造もまた、人々の行動様式を左右する。
韓国は部外婚を有する父系集団を基礎におく父系社会である。日本はこれと異なる。
「日本には韓国の本貫、中国の宗族にあたる父系集団はない。だから部外婚などははじめから考えられない。同一父系のいとこや、はとこと平気で結婚する。
日本の親族構造からみて、一向に差し支えないことである。だが、韓国人がこれを見ると、畜生のごとく野蛮な行為に見えてしまう。
そんな人種はいくら強くて金持ちでも、とても尊敬する気になれっこない。これは、韓国の文化が高く、日本の文化が低いということ、いわゆる文化落差よりもさらに深刻な問題である。
とくに韓国人の疳にさわるのが日本の婿養子。韓国人や中国人やインド人は、これは近親相姦だという。
『異姓養わず』、養子は同一本貫(宗族)からでないといけない。日本では勝手にどこからでも養子をもらう。これですらベラボーなのに、その子とうちの娘と結婚させる。となると兄弟結婚。れっきとした近親相姦ではないか。
こんなことをやってて平気な日本人は、れっきとした畜生ではないか。こんな日本人に征服された韓国人は、地球が猿の惑星になったと言って嘆いた。」(小室直樹著光文社『韓国の悲劇』)
このように宗教と親族構造という社会の基盤をなす構造が根底から異なるが故に、ものの考え方がガラリと違ってくる。
「韓国人と日本人とは人種的にきわめて近い。ほとんど同じだと言っていいくらいだ。
言語構造は似ているが、発音はずいぶん違う。米を炊き主食とすること、床にじかに座ることなど、日本と同じ習慣も多い。
だが、社会のしくみ(社会構造)はまるで違う。
韓国の親族構造は、部外婚を有する父系社会。これは中国とまったく同じで日本とは根本的に違う。
ただし相続に関しては、韓国と中国とは異なっていた。韓国では、儒教も仏教も戒律こみで受容したのに対し、日本では戒律はみんな抜き去ってしまう。
韓国社会に論理はあるが日本社会に論理はない。これらの意味で、韓国は日本にとって近くて遠い国だといえるだろう。」(前掲書)
このように近くにありながら互いに理解できない社会構造で、日本は韓国を併合した。その併合の仕方は、日本特有の論理によった。
日本は韓国を併合したが、その言い分が極めて日本的である。
曰く、日本は西欧列強のように植民地化したのではなく、差別のない併合であると。
だが実際はその反対のことをする。国家レベルでの本音と建前、日本人には理解できても、韓国人に理解できる筈もない。ウソをつかれ、だまされたと思う。
「さらにわるいことには、『一視同仁』や『日韓無差別論』が、『同化政策』のイデオロギーとして用いられたことである。
『同化政策』とは、一言でいえば、韓国人を日本人のごとくにしてしまおう、という政策である。
これほどの愚考は考えられない。かかる政策を強行することによって日本人は、政治音痴であり、植民地を持つ資格のないことを告白してしまった。(中略)
かかる『同化政策』が、韓国のごとき、永い歴史と高い文化をもち、また、社会構造的に宗教的に、日本とまったく異質的な韓国において失敗することは、火を見るより明らかであった。
日本人が、韓国人に嫌われるようになった最大の原因は、『同化政策』なのである。
日本統治時代で一番嫌なことは何かとの質問に対して、韓国人は答える。
創氏改名(朝鮮人に日本式の姓名を強制する)と、戦争中におけるハングルの使用禁止である、と。
それに公式の場における朝鮮語の使用禁止と宮城遥拝・神社参拝である、と。
怒りで全身をふるわせるようにして、ここまで語った韓国人は、苦笑しながらつけ加える。
日本人はわれわれに、大掃除のやり方まで口出ししたんですからねェ、と。」(前掲書)
韓国人の魂の叫びを、三島由紀夫の『英霊の聲』の口調でいえばかくのごときか
言語構造は似ているが、発音はずいぶん違う。米を炊き主食とすること、床にじかに座ることなど、日本と同じ習慣も多い。
だが、社会のしくみ(社会構造)はまるで違う。
韓国の親族構造は、部外婚を有する父系社会。これは中国とまったく同じで日本とは根本的に違う。
ただし相続に関しては、韓国と中国とは異なっていた。韓国では、儒教も仏教も戒律こみで受容したのに対し、日本では戒律はみんな抜き去ってしまう。
韓国社会に論理はあるが日本社会に論理はない。これらの意味で、韓国は日本にとって近くて遠い国だといえるだろう。」(前掲書)
このように近くにありながら互いに理解できない社会構造で、日本は韓国を併合した。その併合の仕方は、日本特有の論理によった。
日本は韓国を併合したが、その言い分が極めて日本的である。
曰く、日本は西欧列強のように植民地化したのではなく、差別のない併合であると。
だが実際はその反対のことをする。国家レベルでの本音と建前、日本人には理解できても、韓国人に理解できる筈もない。ウソをつかれ、だまされたと思う。
「さらにわるいことには、『一視同仁』や『日韓無差別論』が、『同化政策』のイデオロギーとして用いられたことである。
『同化政策』とは、一言でいえば、韓国人を日本人のごとくにしてしまおう、という政策である。
これほどの愚考は考えられない。かかる政策を強行することによって日本人は、政治音痴であり、植民地を持つ資格のないことを告白してしまった。(中略)
かかる『同化政策』が、韓国のごとき、永い歴史と高い文化をもち、また、社会構造的に宗教的に、日本とまったく異質的な韓国において失敗することは、火を見るより明らかであった。
日本人が、韓国人に嫌われるようになった最大の原因は、『同化政策』なのである。
日本統治時代で一番嫌なことは何かとの質問に対して、韓国人は答える。
創氏改名(朝鮮人に日本式の姓名を強制する)と、戦争中におけるハングルの使用禁止である、と。
それに公式の場における朝鮮語の使用禁止と宮城遥拝・神社参拝である、と。
怒りで全身をふるわせるようにして、ここまで語った韓国人は、苦笑しながらつけ加える。
日本人はわれわれに、大掃除のやり方まで口出ししたんですからねェ、と。」(前掲書)
韓国人の魂の叫びを、三島由紀夫の『英霊の聲』の口調でいえばかくのごときか
韓国が併合されたるはよし
屈辱を嘗めしはよし
日本人の文化的忘恩はよし
宗教が違うのもよし
親族構造が違うのもよし
自らの力で独立を勝ち取らず歴史的正統性の欠如はよし
祖国が分断され塗炭の苦しみにあえぐのはよし
されど、ただ一つ、ただ一つ
いかなる欺瞞、いかなる併合ありとても
われらの言葉われらの名前を禁じ皇居遥拝・神社参拝を強制するべからざりし
などて『日帝』は、われらの魂を踏みにじりしか
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