リテラシーの作法

2014年10月27日月曜日

衰退するアメリカ 12

›
 『覇権国』アメリカの現在と未来について様々な角度から検討し考えをめぐらせてきた。  この過程を通じある一つの共通点がおぼろげながら浮かび上がってくる。  それは、アメリカをここまで強力な国家にしてきた原因のひとつであり、かつ未来にわたって衰退する原因ともなりうるものである。...
2014年10月20日月曜日

衰退するアメリカ 11

›
 米国国家情報会議はアメリカ大統領の諮問機関であり、4年に一度大統領選に合わせて、任期の前に大統領のために報告書を提出する。  その内容は世界情勢の分析および中・長期的予測である  最新のものは、2012年12月『グローバル・トレンド2030』というタイトルで公表された。 ...
2014年10月13日月曜日

衰退するアメリカ 10

›
 次にファリード・ザカリアの著作について  ファリード・ザカリアのアメリカについての分析と予測は、アメリカの政治中枢のジャーナリストならではものがある。  彼の分析は『4割と1%』というキーワードで説明すれば理解が容易となる。  4割とは、アメリカの総人口に占めるキリスト教...
2014年10月6日月曜日

衰退するアメリカ 9

›
 前2稿のアメリカへの理解を前提として、エマニュエル・トッドとファリード・ザカリアの著作をもとにアメリカの行く末を考えてみたい。  まずエマニュエル・トッドの著作から  エマニュエル・トッドは真の帝国に値する組織には常に2つの特徴があり、その資質を備えているという。 そしてア...
2014年9月29日月曜日

衰退するアメリカ 8

›
 人工的に造られた国家であるアメリカは、自然発生的に造られた国家とくらべ何のしがらみもない。 社会の仕組みがすべてゼロから造られたから。  近代社会は、人が目的、意思をもって行動する。行動の結果には当然責任が伴う。  よい結果にはよい責任が悪い結果には悪い責任が、それぞれ報酬...
2014年9月22日月曜日

衰退するアメリカ 7

›
 ここまで欧米で反響を呼んだエマニュエル・トッドとファリード・ザカリアの著作をもとに彼らの考えを検分したが、論評するにあたり、その前提としてアメリカという国の理解は不可欠である。  われわれがアメリカについて思い描いていることについて改めて考えてみたい。  近代の日本人にとっ...
2014年9月15日月曜日

衰退するアメリカ 6

›
 中国では革命の都度王朝が変わるも社会体制は変わらないという易姓革命を繰り返してきた。  毛沢東による共産党革命も 基本的に 同じで毛沢東による易姓革命と言える。  毛沢東は 下放政策や文化大革命によって 歴代の王朝と同じく 中国を疲弊させた。 毛沢東 の 悪しき模倣者ポルポ...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示

自己紹介

木下道也
詳細プロフィールを表示
Powered by Blogger.