リテラシーの作法

2015年6月29日月曜日

リンカーンの懸念 3

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 アメリカの経済格差の主要な原因は、一部の富裕層がロビー活動によって政治、経済のルールを自己の都合のいいように変え独占的に超過利益を得、富を中下流層から収奪し上流へと移動させたことである。  スティグリッツ教授はこれをレントシーキングによる格差拡大と呼んでいる。  レントシー...
2015年6月22日月曜日

リンカーンの懸念 2

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 次に富める少数者による支配について、ジョセフ・E・スティグリッツ コロンビア大学教授の著作について考えてみたい。  ジョセフ・E・スティグリッツ この著名なアメリカのノーベル賞経済学者は、幼少のころ、既にアメリカはアメリカン・ドリームなどといわれる”機会均等の国” は看板だけ...
2015年6月15日月曜日

リンカーンの懸念 1

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 第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーン、歴代アメリカ大統領の中でも常に人気 1、2位を争うこの偉大な大統領は、暗殺される5ヶ月前、南北戦争で勝利が見えたころ前面の南軍ではなく背後の金融資本家の脅威について、友人のウイリアム・エルキンス宛に次の手紙を書いている。  ”...
2015年6月1日月曜日

核兵器と戦争 8

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 2発もの原子爆弾を投下されたわが国は核兵器の恐さが身に浸みている。だが、核戦争によってもたらされるであろう核の冬の怖さまで理解しているとは限らない。  オーストラリア出身の女医ヘレン・カルディコットは核の冬の怖さそしてそれがいつでも起こりうることについて述べている。  「...
2015年5月18日月曜日

核兵器と戦争 7

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 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」  ...
2015年5月11日月曜日

核兵器と戦争 6

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 戦後70年大国間の戦争は絶えてなかった。大国と小国および小国間の戦争はあったが、大国である米ソ間の戦争は冷戦のみに止まっている。最近では非合法武装組織との戦いが新たに加わった。  そしていま新たな冷戦ともなりかねないウクライナをめぐる紛争がある。ウクライナ紛争は背後に核大国...
2015年5月4日月曜日

核兵器と戦争 5

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 中国は2009年以降、領土にかかわる核心的利益として台湾、チベット、東トルキスタン、南シナ海、尖閣諸島を掲げ、これらに関して譲歩することはないと言明している。  中国が尖閣諸島で譲歩しなければ紛争は継続する。 紛争は必ず決着されなければならない。  今や残された道は限られる...
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木下道也
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